太陽光発電を始めた頃は、将来の収入の柱になればいいと考えていました。
2019年に1基目の低圧太陽光発電所を建設し、2021年には2基目を建設しました。
現在は低圧太陽光発電所2基に加え、自宅と親の家の屋根にも太陽光発電を設置しています。
自宅の太陽光発電は、すでに固定価格買取制度の期間を終えた「卒FIT」の状態です。
事業用の低圧太陽光と、住宅用の屋根太陽光。
両方を実際に運用してきたことで、太陽光発電は「設置すれば終わり」ではないと強く感じています。
売電収入だけでなく、日々の管理、設備の状態、卒FIT後の使い方まで考える必要があります。
この記事では、太陽光発電を7年運用してきた中で感じた現実と、これから地域で活かしていきたい経験についてまとめます。
太陽光発電は、不労所得だけでは語れない
太陽光発電には、「設置後はほとんど手がかからない」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
確かに、毎日現場に行かなければならない事業ではありません。
しかし、実際には継続的に確認しなければならないことがあります。
- 雑草対策
- 発電量の確認
- パワコンなど設備の点検
- 故障時の対応
- 保険内容の確認
- 土地の管理
- 近隣への配慮
- 卒FIT後の売電や自家消費の考え方
太陽光発電は、設備を導入する時だけでなく、導入後にどう維持し、どう活用していくかが大切です。
特に低圧太陽光発電所では、発電設備そのものよりも、土地の状態や周辺環境への対応に時間がかかることがあります。
低圧太陽光で一番苦労したのは雑草対策
低圧太陽光発電所を運用していて、想像以上に大きな課題だったのが雑草です。
春から夏にかけては、少し目を離すだけで草が一気に伸びます。
草が伸びすぎると、パネルに影がかかり発電量に影響する可能性があります。害虫や小動物が増える心配、周囲からの見え方、近隣との関係にも気を配らなければなりません。
最初の頃は、「まだ大丈夫だろう」と考えていたこともありました。
しかし、数週間後には草が膝の高さまで伸び、休日に草刈りをすることになったこともあります。
太陽光発電所は、パネルやパワコンだけを見ていればよいわけではありません。
土地の状態を見て、季節の変化を考え、周辺環境にも配慮しながら運用を続ける必要があります。
実際に自分で管理してきたからこそ、収支シミュレーションや売電収入の数字だけでは見えない現実があると感じています。
自宅が卒FITになって、太陽光の見方が変わった
自宅の屋根太陽光は、すでに卒FITの状態です。
卒FITになる前は、発電した電気を売って収入を得ることを中心に考えていました。
しかし、売電単価が下がった後は、発電した電気をどう使うかという視点も重要になります。
たとえば、次のようなことです。
- 昼間に自宅で使う電気を増やせないか
- 自家消費を増やすために家電の使い方を見直せないか
- 蓄電池を導入する意味があるのか
- パワコンなどの設備更新はいつ考えるべきか
- これからも売電を続けるのか
太陽光発電は、導入時だけで答えが決まるものではありません。
制度、電気料金、家族の暮らし方、設備の状態によって、数年ごとに考え直す必要があります。
低圧太陽光発電所と住宅用太陽光、さらに卒FIT後の運用も経験してきたことで、太陽光には一つの正解があるわけではないと感じるようになりました。
太陽光や蓄電池は、導入前の整理が大切
太陽光発電や蓄電池は、決して安い買い物ではありません。
屋根に太陽光を載せる場合も、土地を活用する場合も、最初に確認すべきことがあります。
- 屋根や建物の状態
- 建物の使い方と今後の計画
- 毎月の電気代
- 発電した電気の使い道
- 土地の条件
- 補助金の対象になるか
- 初期費用と資金計画
- 導入後の点検・維持管理
- 卒FIT後の選択肢
だからこそ、「太陽光を導入するかどうか」を急ぐより、まず現状を整理することが大切だと思います。
本当に太陽光発電が向いているのか。
卒FIT後は売電を続けるべきか。
蓄電池まで必要なのか。
今ある設備を維持した方がよいのか。
土地は別の形で活用した方がよいのか。
一つずつ確認していくことで、後悔の少ない判断につながります。
これまでの経験を、地域で役立つ形に変えていきたい
これまでは、自分の太陽光発電所をどう維持し、どう収益を安定させるかを中心に考えてきました。
ただ最近は、こうした経験を自分だけのものにせず、地域や事業者の役に立つ形に変えていきたいと考えるようになりました。
電気代の上昇に悩む工場や事業所。
古い屋根や空いた土地を持ち、活用方法を考えている人。
すでに太陽光発電を導入していて、卒FIT後の使い方や設備更新に迷っている人。
太陽光、蓄電池、土地活用に関心があっても、何から調べればよいのか分からない人は多いと思います。
私は製造業で、総務、安全、設備保全、建屋管理、省エネなどに関わってきました。
その経験と、低圧太陽光、住宅用太陽光、卒FIT後の太陽光を実際に運用してきた経験を組み合わせれば、単に商品を紹介するだけではなく、状況を整理するための情報を発信できるかもしれません。
これから発信していきたいこと
このブログでは、AI活用や製造業での業務改善に加えて、太陽光発電の運用経験についても少しずつ発信していきます。
きれいな成功談だけではなく、実際に困ったことや、運用してから見えてきた課題も残していくつもりです。
たとえば、次のようなテーマです。
- 太陽光発電所の雑草対策
- 低圧太陽光の維持管理
- 発電量の確認方法
- パワコンや設備更新の考え方
- 卒FIT後に考える自家消費と蓄電池
- 太陽光発電所の土地活用
- 工場や事業所の省エネ
- 屋根太陽光を検討する前の確認事項
会社の中で積み重ねてきた経験も、会社の外で続けてきた太陽光発電の経験も、誰かの役に立つ形に変えていけるかもしれません。
まだ模索中ではありますが、自分の経験を少しずつ言葉にしながら、地域に役立つ発信につなげていきたいと思います。


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