冬前にやっておきたい低圧太陽光発電所の点検7項目|雪・落ち葉・排水・パワコンを確認

10月も終わりに近づくと、太陽光発電所の管理も少しずつ冬を意識する時期になります。

春から夏にかけては、

草刈り。

暑さ。

パワコンの温度。

台風。

といったことを気にしてきました。

しかし冬が近づくと、

今度は、

雪、落ち葉、排水、周囲の木、凍結

などが気になります。

私自身、低圧太陽光発電所を運営していますが、最近は「何か起きてから対応する」のではなく、

季節が変わる前に一度確認しておく

ことが大切だと感じています。

今回は、冬を迎える前に私なら確認しておきたい7つの項目を整理します。


目次

1.パネル周辺の草やツルを確認する

夏に勢いよく伸びた草も、秋になると枯れてきます。

一見すると、

「もう草刈りしなくてもいいかな」

と思います。

ただし、

枯れ草が大量に残っていると、

パネル下やフェンス周辺にたまることがあります。

また、ツル植物がフェンスや架台に絡んでいる場合もあります。

冬になる前に、

  • パネル前面を遮っていないか
  • 架台に絡んでいないか
  • フェンス周辺に大量の枯れ草がないか

を確認しておきたいところです。

春になると、また一気に草が伸び始めます。

その前に一度きれいにしておくと、翌年の管理も少し楽になります。


2.水路と排水を確認する

私は発電所の管理で、

水路はかなり重要

だと感じています。

雨が多い時期や台風の後には、

泥。

落ち葉。

枝。

草。

などが水路にたまります。

そのまま冬を迎えると、

雨や雪解け水が流れにくくなることがあります。

特に確認したいのは、

  • 水路に泥がたまっていないか
  • 排水口が詰まっていないか
  • 水の流れを妨げるものがないか
  • 土砂が流れ込んでいないか

です。

私自身も、発電所の水路で泥上げをしたり、分岐板を再設置したりしたことがあります。

太陽光発電所というと、

パネルやパワコンばかり見てしまいますが、

土地の排水管理も発電所を守る仕事の一つ

だと思っています。


3.周囲の木が伸びていないか

夏の間に、

発電所の周囲の木がかなり伸びることがあります。

秋から冬になると、

太陽の高度が低くなります。

そのため、

夏には影にならなかった木が、

冬になるとパネルに影を落とすことがあります。

特に、

南側。

東側。

西側。

の木は確認しておきたいところです。

太陽光発電は、

一部に影がかかるだけでも発電量に影響する場合があります。

だから私は、

単純に、

「木がパネルより低いから大丈夫」

ではなく、

冬の太陽の角度を考えて見る

ようにしています。


4.フェンスと門扉を確認する

発電所の外周フェンスも、

冬前に一度見ておきたい設備です。

台風。

強風。

草。

倒木。

動物。

などの影響で、

フェンスが傾いたり、

固定部分が緩んだりすることがあります。

特に、

  • フェンスが倒れていないか
  • 結束部分が外れていないか
  • 門扉が正常に閉まるか
  • 下部に大きな隙間がないか

を確認します。

発電設備そのものに異常がなくても、

フェンスが壊れていると、

第三者が入り込むリスクもあります。

防犯面からも、

定期的に確認しておきたいところです。


5.パワコンのエラー履歴を見る

今年、私の発電所では、

田淵電機のパワコンの冷却ファンを3個交換しました。

真夏には、

ファンがエラーで停止し、

パワコン内部の温度が上昇して、

発電量が落ちたこともありました。

この経験から、

季節の変わり目には、

パワコンのエラー履歴も確認した方がいいと感じています。

夏場に発生したエラーが、

そのままになっていないか。

特定のパワコンだけ異常が多くないか。

ファンの音に違和感はないか。

遠隔監視で警告が残っていないか。

今は正常に動いていても、

夏に発生した異常が、設備劣化のサインになっている可能性

もあります。

冬だからパワコンは安心、

と決めつけない方がいいと思っています。


6.ケーブルや架台に異常がないか

発電所を歩くときには、

パネルだけではなく、

その下も見るようにしています。

例えば、

ケーブルが垂れている。

結束バンドが切れている。

配線が地面に接触している。

架台のボルトが外れている。

錆が出ている。

などです。

こうした小さな異常は、

遠隔監視では分かりません。

だからこそ、

現地に行ったときに、

「いつもと違うところはないか」

を見ることが大切だと思っています。


7.雪が降ったときの対応を考えておく

地域によっては、

冬の太陽光発電所で一番気になるのが雪です。

パネルに雪が積もれば、

当然その間は発電量が落ちます。

ただし、

だからといって、

無理に屋根や架台へ上がって雪を落とすのは危険です。

特に、

凍結。

積雪。

滑落。

には注意が必要です。

重要なのは、

雪が降ってから慌てるのではなく、

冬になる前に、

  • 発電所まで車で入れるか
  • 除雪が必要な場所はどこか
  • 積雪時に確認するポイント
  • 遠隔監視で異常を確認できるか

を考えておくことだと思います。


冬は「発電しない季節」ではない

冬というと、

太陽光発電量が少ないイメージがあります。

確かに、

日照時間は短くなります。

ただ、

気温が低いことで、

パネル自体は効率よく発電しやすい面もあります。

晴れた冬の日には、

意外としっかり発電することもあります。

だからこそ、

冬だから設備管理を後回しにするのではなく、

発電できる日はきちんと発電できる状態にしておく

ことが大切だと思っています。


「発電しているか」だけではなく「異常がないか」を見る

太陽光発電所を始めた頃は、

遠隔監視を見て、

「今日も発電している」

と確認することが中心でした。

でも長く運営すると、

見るポイントが変わってきます。

発電しているか。

だけではなく、

前年より少なくないか。

パワコンごとに差がないか。

エラーは出ていないか。

土地に異常はないか。

水路は大丈夫か。

フェンスは大丈夫か。

つまり、

発電量だけではなく、設備全体の状態を見る

ことが重要になります。


太陽光発電所は「季節ごとに見る場所」が違う

私自身、太陽光発電所を運営してきて、

季節によって見る場所が違うと感じています。

春

草が伸び始める。

夏

草刈り、パワコンの高温、台風。

秋

落ち葉、排水、台風後の確認。

冬

雪、凍結、影、排水。

このように整理すると、

毎回すべてを確認するより、

その季節に起こりやすいトラブルを重点的に見ることができます。


発電所管理は「大きな故障を防ぐための小さな作業」

水路の泥を取る。

草を刈る。

木を見る。

フェンスを見る。

パワコンのエラー履歴を見る。

一つ一つは、

それほど大きな作業ではありません。

でも、

放置すると、

発電量低下。

設備故障。

浸水。

倒木。

安全トラブル。

につながる可能性があります。

私自身、

パワコンのファン劣化を経験して、

改めて感じました。

設備は突然壊れたように見えても、その前から少しずつ変化している。

土地についても同じだと思います。


まとめ|冬になる前に一度発電所を見ておく

冬前に、

私なら次の7項目を確認します。

  1. 草・ツル・枯れ草
  2. 水路・排水
  3. 周囲の木
  4. フェンス・門扉
  5. パワコンのエラー履歴
  6. ケーブル・架台
  7. 雪への備え

これだけでも、

冬のトラブルを減らすきっかけになると思います。

太陽光発電所は、

設置したら20年間何もしなくてもいい設備ではありません。

実際に運営してみると、

草。

水。

木。

熱。

風。

雪。

いろいろな自然条件と付き合うことになります。

だからこそ、

季節が変わるタイミングで一度発電所を見る。

これを習慣にしておくことが、

長く安定して運営するためには大切だと感じています。


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